【家づくりと同居】家を建てるときに考えるべきシミュレーションは、子世帯と親世帯それぞれの年齢で:同居はいつから?親と同居するタイミング(2)

「同居のきっかけ」ってどんなものがあるのでしょう。

親の介護が必要になってきたから?

親の土地があったから?

自営業をお手伝いするため?

 経済的な理由?

同居することを誘われたから?

【同居のきっかけ】は様々。

どんなきっかけにせよ、

子世帯だけでなく、親世帯も将来のライフプランをシミュレーションしておくと安心できます。

そのシミュレーションをするのに良い機会が「家づくり」。

わたしが同居するきっかけとなったのも「家づくり」でした。

「家づくり」のシミュレーションはお金だけじゃない

結婚当初は、どちらもまだまだ健康だった両家の両親たち。

親が元気なうちは「二世帯住宅」や「同居」なんて、あまり考えていませんでした。

しかし、いずれは体調を崩したり、介護が必要としたりするときがくるかもしれません。

「家づくり」をはじめる際、資金面でのシミュレーションをする方は多いでしょう。

私自身も、ファイナンシャルプランナーさんに将来のお金のシミュレーションをしてもらったこともありました。

シミュレーションをするのは”お金”だけに焦点を絞るのではなく、

親世帯と子世帯のそれぞれの年齢と、将来のことも一緒に考えておくことも大切です。

自分たちが家を建てるとき、親は何歳だろう。

育児や仕事で忙しくなるとき、親は何歳だろう。

自分たちがいなくなったとき、この土地と建物はどうなるのだろう。

私自身も、子どものことや仕事のこと、親の先行き、土地や建物をどうするか、など自分も含めた「家族のこと」をよく考えました。

お金だけじゃなく、親世帯の年齢も一緒にシミュレーションしておくことで、何気なく考えるよりも現実味が増してくるはず。

「家づくり」から、二世帯ぐらしを考える

シミュレーションをしたからといって、すぐに同居するわけじゃない。

何かあった時に備えられることが安心につながります。

介護を想定した家づくりにしたり、お互いのプライベートが保てる敷地内同居にしたり、親の近くに近居したり、様々な方法が考えられます。

親の介護が必要になってから、住まいをどうするかを考えていると、引っ越しや仕事などに支障をきたすことも考えうる。せっかく家をつくるなら、どんな対応もできるフレキシブルなおうちを考えたいですね。

そのとき、このブログを読んで

【半同居】や【義実家での仮同居】も参考にしていただけたら嬉しいです。

かわりゆく家族のカタチ

私自身の経験でのお話ですが、

私自身小さいころに祖父母と同居する家庭ではなく、

大人になってから、嫁として同居をスタートした私は、

同居に戸惑ったり、生活の中で我慢することもあり複雑な気持ちでした。

でも、子どもの立場からはそうじゃない。

義父母が同居している日は、いつもより楽しそう。トランプをしたり、絵本を読んでもらったり。

いろんな世代からたくさん言葉をかけてもらい、たくさんの愛情をもらって、のびのびと育っている姿を眺めていると、【三世代同居】というカタチもありだなと思えてきます。

資金がオーバーになりがちな家づくりに、さらに二世帯となると負担が大きい。

資金面でも親の援助があると助かります。

家を建てる計画中に【同居】についても選択肢に入れ、親に相談してみると喜んで援助してくれるかもしれません。

同居をしてもしなくても、

子どもの成長や義父母の老い、ライフスタイルの変化など、

人生で必要となるものはその時々で違ってくる。

ともに暮らす「家」が、かわりゆく家族のカタチを支えていける「家づくり」ができたらと願っています。