ー自分の家を建てたい
と思い始める「きっかけ」はいつしか訪れる。
結婚や妊娠を機に新しい住まいを考えたり、
子育て中にアパートが手狭に感じて一軒家を考えたり、
または、子どもが成長して入学前までにと期限を設けたり、
そのときの状況や環境によって「きっかけ」や「理由」はあるもの。
その「家づくり」は、「同居のきっかけ」につながっていくことも。
我が家の『住まいづくり』のスタート
我が家の場合、第一子が生まれて家族が増え、手狭な賃貸アパートからそろそろ一軒家がいいなと思いはじめました。
そして家づくりを夢みながら、住宅展示場の見学に行ったり、オープンハウスを見たり。
この頃はまだ『家』に対するイメージが大きすぎていて、決まった間取りで展示されている家を見ながら、ふわふわした気持ちで憧れのマイホーム像を膨らませていくのが楽しかった時期。
そうしているうちに第二子が生まれ、本格的に家づくりをスタートし、中古物件も含めて土地を探すようになりました。
同居を前提として結婚
これは結婚前の話ですが、夫は親の面倒をどうするかを兄弟の間で話していたそうです。
夫が長男ということもあったり、親との関係性が良好な夫が面倒をみるという方向に決まったそう。
その話を夫から聞いていたので、結婚当初は二人暮らしをしていたけれど、いずれは同居になるだろうと心づもりをしていました。
夫の実家は、車がないと不便な田舎。その場所で老後を過ごすには難しいし、通いながら介護するにも遠い場所でした。
なので、新しい住まいの間取りには、部屋数を1つ増やそうと考えていました。
よくある玄関が二つあるような二世帯住宅は考えておらず、完全同居型を想定していました。
なぜなら、夫自身が子どもの頃、母方の祖父母と完全同居しており、そのときの同居イメージが確立されていたから。私自身は、同居に対するイメージがまったくなく、何とかなるだろう、という漠然とした思いしかありませんでした。
夫から同居を提案される
そのころ、家族の心境が大きく変わる事情が重なり、いろいろと話し合っていく中で、まずは夫の実家での『同居』という選択がいいのでは、と夫から切り出されました。
それまでは土地を購入して家を建てようと進めていたので、『同居』に対する不安もありましたが、夫は決めたことはすぐ実行していくタイプなので、私は身を任せることに。
(ちなみに、この決断は夫自身の決断であり、義父母の介入はありませんでした)
ここからが私の【同居】のはじまりです。